ピアノソナタ第4番 (モーツァルト)
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ピアノソナタ第4番 変ホ長調 K. 282 (189g) は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した最初期のピアノソナタの1つ。「デュルニッツ・ソナタ」の4曲目にあたる。
概要
[編集]全6曲ある「デュルニッツ・ソナタ」の4曲目で、1775年にミュンヘン滞在中に書かれた作品である。このソナタはソナタ形式の順序を崩しており、第1楽章にアレグロがなく、緩徐楽章とメヌエットと終楽章で構成されている。モーツァルトのピアノソナタでは珍しい作品である。この構成は、ベートーヴェンのピアノソナタ第14番「月光」などに見られる。変ホ長調のピアノソナタは詩的表現の美しさが出ており、6曲の中でも特別の地位を占めている。
構成
[編集]全3楽章、演奏時間は約12分。
関連項目
[編集]- デュルニッツ・ソナタ
- ピアノソナタ第1番 ハ長調 K. 279 (189d)
- ピアノソナタ第2番 ヘ長調 K. 280 (189e)
- ピアノソナタ第3番 変ロ長調 K. 281 (189f)
- ピアノソナタ第5番 ト長調 K. 283 (189h)
- ピアノソナタ第6番 ニ長調 K. 284 (205b)